犀ヶ崖念仏と精霊送り
                           「ひとにわ」は語る
                 大念仏を踊ることを「一庭申す」といいます

遠州夏の風物詩
受け継がれる遠州人の“魂”
お盆に見る遠州文化
賑やかで華やかな遠州の盆


 《と き》 平成21年7月15日(水)午後6時30分〜午後8時30分(小雨決行)
 《ところ》 犀ヶ崖資料館(前庭)     рO53−472−8383 




  寺島組  (浜北第4支部所属)    午後7時〜7時30分
  組頭  大田 昭一
   笠井の北に隣接する地区。遠州大念仏が数ある中で、これほどテンポの遅い組はない。
   いわゆるヨーナ部分では、ゆっくり合掌で大きく円を描き、身体全体を使っての三日月円
   を描く所作が寺島組の特徴である。ヨーナーの後リズムも振りが大きい。
    歌枕ソロ部分前半、制止部分があるのでソロが映える。低音で柔らかな尺八寸双盤の
   響きに乗り、唱和は哀歌が漂い情緒がある。双盤昭和59年製。
    また、この秋開催される「第24回国民文化祭・しずおか2009舞台芸術の祭典
   『三方原合戦!!!』に出演がきまっている。

  滝沢組  (浜松第3支部所属)    午後8時〜8時30分
  組頭  渥美 位茂
   滝沢組の創始については文献に乏しい。嘉永年間の日照の時には雨乞いの為、観音山に
   登り修行し、また手淵大滝において水神に雨乞いを行った事もある。さらにうんか大発生の時には、
   虫送りをした事も有るそうです。そして林慶天門前のお地蔵様は、安政5年の建立で台座には
   当村若者念仏講中の名が有り当時の若者の名前が彫られています。また頭提灯の箱には、
   かしらちょうちんばこ明治元年滝沢若者と書いてあります。昭和の始めに新原の山田さんから今の
   念仏を教わり16拍子から8拍子に変えたとの事です。そして昭和9年本団に加入、戦時中休んだ
   事も有りましたが今に至っております。当滝沢鷲沢地区では、念仏は見世物ではないので手を
   たたくものではないと言われております。